ご近所の方に 「蔵の片付けで出てきた古い未使用の食器要る?」 と
声をかけていただき、「要らなければ捨てて」 ということで、ありがたく
分けていただきました。
ワタクシもこちらに越してくる前の片付けでは、ダンボール十数箱分の
蔵書を、友人や知り合いにもらっていただいたりと、捨てるには勇気が
要るけど、引き取ってもらえたら・・・ という片付けの心理は分かります。
昔は冠婚葬祭も自宅でされるのが一般的だったでしょうから、食器と
いっても分けていただいたのは家庭向けのそれではなく、一個ずつが
丁寧に紙に包まれ、50個ほどが大きな木箱に収めてあるモノ。
現代のフツーの家庭では、とても買い揃えられるようなシロモノでは
ありませんが、さすがに漆器類は傷んで使えそうにありません。
瀬戸物はピカピカで保存されていますが、ワタクシにこの冠婚葬祭
レトロ感を生かして使うことが出来るのでしょうか? 荷が重い??
何より一番驚いたのは、木箱の底に敷いてあった新聞の第一面に
「大本営発表・荒鷲、新嘉坡を連続爆碎」 (すべて旧字体で掲載・
新嘉坡はシンガポール) と、大きな見出しがあったことで、日付を
確認すると、昭和17年1月17日の朝日新聞でした。
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