古い天井や柱、建具をそのまま使う場合は、拭いて、必要ならサンドペーパーを
あててから、黒いオイルステインで染色塗装しています。
で、その塗料はシャブシャブで塗りやすいのですが跳ねやすく周りを汚すことが。
なので、施工手順をよく考えて、どのタイミングで塗るかが重要なのですが・・・
古い状態のままで使う玄関の天井はモルタル工事より前、床を汚しても平気な
ときに塗っておいたのですが、その時には腰壁の詳細を決められずにいたので
柱は塗っていませんでした。
墨を入れたり、加工するには黒く染めてあると不都合なのです。
その腰壁も完成し、手順的には遅くなりましたが漆喰を塗る前には必須なので
柱へのオイルステイン染色塗装です。
思い出せば囲炉裏の上に渡した梁2本を塗った際には、足場の上でグラッときて
塗料の入った缶を大きく揺らし、コンパネ下地の床を広く黒色に染めました。
もちろん三和土のように粗く仕上げたモルタル床も、塗料を落とせば染み込んで
取れなくなりますから、万が一にもそんなことにならないよう、しっかり養生をして
望むのですが・・・ それが手間なんですよねぇ。
Copyright (C) 2000〜 平瀬謹也 All Rights Reserved.
土間やぐらいならば、不要になったシーツを
3つ折りぐらいにして敷けば、塗料の散りぐらいだったら
大丈夫ですよ。
プロも「ベトナムシート」と呼んで
養生材として使ってるぐらいですから。
ドバッとこぼした場合は保証出来ませんが・・・
塗った後、思わぬところに散っていてビックリしたり、
ゼッタイに汚さへん! と誓ったサラの作業着は汚すし。
塗装、おそるべし。 (笑)