無に還る

 

 

鎌や刈り込み鋏、草払い機、長靴、その他一式、軽トラの荷台に積み込んで

兵庫、岡山、鳥取、3県県境に近い山深い場所までお墓の掃除に。

 

年に一度しか訪れないからなのですが、相変わらず恐ろしい程の草の勢いと

量に、どこから手をつければいいのか圧倒されてしまいます。

 

ただ、数年前までと比べると、草に対する道具が増えたので、掃除にかかる

時間はずいぶんと短縮されはしましたが・・・

 

それこそワタクシが、車に乗れないようにでもなればきっと、埋もれてゆくだけ

でしょうから元々、墓石という意味での 「墓」 には否定的だった考えが近年、

より一層、そう思うようになっています。

 

想像ですが、乳飲み子のワタクシを抱えてパートナーを亡くした母が、なけなし

のお金を集めて建てたであろうお墓、それも再来年には50年を経過しますから

ワタクシが撤去し、「無」 に戻しておきたい。

 

若い頃には疑問にも思わなかったことが、歳を重ねると生じたりします。

 

 

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