建具と壁のクリアランス

 

 

たとえ効率が悪くても 「ひと部屋ずつ仕上げる」 をモットーに作業しているので

(が、手彫りのサナカを吊りたい! とか、自作のランプを付けたい! は、まだ)

一歩戻って、ミニ厨房の建具工事をします。

 

片側はプリント合板、反対側は襖張りの、汚れ年代モノの引き戸があります。

クロスで張り替えようと思いますが、合板側は枠にチリがありませんし、巾が

1,000mm 程あるので、既成のクロスでは一発で貼れない・・・

 

そうか!

 

片付けたガラス入りの建具の中から、寸法、取っ手位置が合うのを選び出し、

さっそく嵌めてみます。 ラッキー! 微調整で使えそうです。

 

と、ここからがちょっとオオゴトになってしまったのは、その戸が引き込まれる

場所が塗り壁で、そこは上から漆喰を塗るつもりですが、戸との隙間が狭く、

以前から擦れていた痕もあります。

 

塗り壁の微妙に膨らんでいる場所をボロノミで削って、少しでも隙間が出来る

ようにしますが、戸が揺れると当たりそうです。

 

採用するガラス引き戸の、まずはガラスを外しておいてから、戸車を出来るだけ

壁から離れるようオフセットして (と言っても1mm ほど) 新品と交換し、上側の

鴨居に差し入れる部分には薄板を貼って、ガタつかないように工夫します。

 

それでも開けきる一番奥では、壁とのクリアランスがギリギリで、漆喰を塗れば

当たる可能性が残っています。 さてどうしたものか・・・

 

戸車の巾に対して敷居の溝も広く、多少の振れ巾があるので、細いガイド状の

木片を切り出し貼り付けて、開けきる寸前で、戸が壁から離れるような細工を。

 

何度も開け閉めし確認してから、建具は黒のオイルステインで。 壁は養生後に

漆喰を塗ります。 久々ですし、薄塗りしなくてはならないので緊張します。

 

マスキングテープを剥がし、建具はしっかり時間をおいてから磨けば完成です。

 

 

Copyright (C) 2011 平瀬謹也 All Rights Rsserved.

 

 

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