承知の上で、先に壁を仕上げてから床を張り始めたので、切り合わせを
正確にしなければならず、たまらない緊張が続きます。
すでに据えている框に接して柱を回り込む、なんて場所はとくに慎重に。
古い柱は材木の収縮で1、2mmほど微妙に直角が出ていませんから。
で、ひかって刻んだ床板を仮合わせしてから一旦外し、床用のボンドを
しっかり塗って置きなおし、サネにビスを打って固定するのですが・・・
柱を抱え込むように複雑に刻んだ床板を、軽く叩き込んで仮合わせしたら
外れなくなってしまいました。
こじると木口が傷むので引っ張るしかなく、どうにも、こうにも外れません。
柱周りなので踏み込むことはなく、たぶんボンド無しでも大丈夫でしょうが
心地が悪い。 どうしたものか・・・
苦肉の策を思いついてしまいました。
少しだけ浮かせられる側にボンドをベタッと置いて、エアガンを吹きつけて
押し込んでやります。 おぉ、上手くいったゾ!
寝そべってライトで照らし、ボンドがしっかり奥まで届いていることを確認し、
サネにビスを打って本固定。
なんとか難所を切り抜けました。
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