杉の羽目板 (凸凹のサネのある板) を天井、壁に張り巡らせたミニ厨房、
縦目に張った壁は1枚ごとにレーザーを当てて (無ければ糸を垂らして)、
垂直を保持しながら張り進めます。
そして最後の2枚。
実 (サネ) で重なる分を考慮して切断寸法を算出し、先に最後の1枚を
すでに張ってある側の壁に当てて、反対側の辺で垂直を出します。
やはり壁は一直線とは限らず、1、3ミリで微妙に変化する隙が開きます。
最後の1枚を仮固定しておき、切断する寸法の木片を作り接する壁に当て、
ペンを沿わせて引き下ろします。
このように形を写し取ることを 「ひかる」 と言うそうです。
シャープペンの細い線を丸ノコで切断し、再び当ててみると隙無くピッタリ!
裏側をカンナで削って紙ヤスリで丸くしておき、最後から2枚目を固定したら
そこへ、ひかって作った最後の1枚を滑り込ませるように押し込みます。
出来上がった壁は、どちらから張り出したのか分からなくなりました。
廻り縁や巾木で隠せない場所の切り合わせは緊張します。
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