囲炉裏の木灰

 

 

コテさばきが上手くいかないからと、モルタルを素手で触り続けると

強いアルカリ性に負けて、手のひらの皮膚がささくれ立ってオオゴト。

 

それは経験値にあるので、コテで思うように出来なくても手でこねる

のは少しだけにしています。 (笑)

 

昨年来、みなさんに分けていただき大切に保管していた灰がやっと

適量溜まったので、庭にブルーシートを広げてフルイにかけ目を揃え、

自作の囲炉裏に入れさせていただきました。

 

「貴重な灰をありがとうございます & 仕事が遅くて申し訳ありません」

 

irori04.jpg

 

これで厚み15cmほどが木灰で満たされました。 コテで灰を均す感触が

なんともいえぬ快感で、その量にうっとりします。

 

ただ、現在はフルって粒子に空気を含ませた状態ですから、ここからは

多少沈んで落ち着くのでしょう。

 

かなりの量でしたが、炉縁の石まで微妙に届かず、コンクリートブロックに

モルタル塗りで作った炉がわずかに見えているので、あと5cmほどの灰が

要りますが、もう気分は早く使いたくてウズウズ。

 

反面、長い年月の灰を溜め集めていただいた貴重さに、使うのが惜しくも

感じられるくらいです。

 

木灰の中に置く、五徳や小物を用意しなくてはなりません。

あっ、自在鉤に木彫りのサカナも。 (笑)

 

夢を広げながら一日中、灰を素手で触っていたので、手のひらの皮膚が

ボロボロにささくれ立って、そういえばコレもアルカリ強かったんだ、と。

 

 

Copyright (C) 2011 平瀬謹也 All Rights Rsserved.

 

 

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