手が届くくらいの高さで、囲炉裏の上に井桁状に組まれた棚があります。
これを火棚と呼んで、その上にモノを置いて燻したり、乾燥させたり、また
火の粉が舞い上がるのを防いだりします。
我が家の囲炉裏は炭火使い用のつもりですから、薪を燃やしはしないので
火の粉の問題はなく、よって火棚も要りはしないのですが、ここは雰囲気と
装飾の目的で、存在感のあるものを作りたいと思います。
まずは材料のとりを知るために、簡単ですがCADで図面を引きます。
このとき、そうした方が頑丈かな? と考えて、短辺8本、長辺4本の材料を
互い違いに編むように組み合わせる図を描きました。
その図面を元に材料を刻んでいる時に、薄々不安は感じていたのですが、
体現して知っておきたい、というのもあって図面通りに進めました。
すべての材料を刻み終え、コンパネで定番をこしらえ、いざ組もうとすると・・・
(この写真にまだ、それぞれ外側に長い方の木が2本加わります)
あぁ、不安的中。 とても編むように木を組むことなど出来ません。
超、初歩的な設計ミス。 からだを持って知りました。
配置を換えれば短辺か長辺の一方は使えるので、短辺側を生かすことにして
長辺側4本の作り直しです。
トホホ。
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