002、解体

 

 

きっと、いつかの時代。

 

どなたかが想いをこめて建てられたのでしょうから、その姿を

無くしてしまうのには、とても抵抗がありますが、勇気を持って

作業を進めます。

 

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20世帯弱の小さな村、作業中に屋根から落ちたりしたら

ニュースになってしまいます。 気をつけて作業です。

 

すでにボロボロに錆び付いていて、スムーズには抜けないの

ですが、後々のことを考えて釘はすべて回収します。

 

頭が取れてしまった釘はニッパーで挟み込み、テコの応用で

力をかけ、なんとか抜き取ります。

 

20080916koya008.jpg

 

壁のトタン板は小屋を支える為に役立っているかも知れません。

 

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屋根、壁、の順で剥がしました。

 

20080916koya010.jpg

 

小屋の向こうに、ミツバチの巣箱が置いてあります。

 

いっぱいのハチが出入りしていますから、箱の中が気になって

仕方ありませんが、巣箱の屋根に大きく名前が書いてあります。

 

個人養蜂には、どんなルールがあるのでしょう。

きちんと調べて、いつか美味しい蜜を収穫したいものです。

 

20080916koya011.jpg

 

野地板も剥がし、すっかり骨組みだけになってしまいました。

 

20080917koya012.jpg

 

屋根の垂木を外し、棟木だけが残りました。

 

ここからは釘を抜く作業は要りません。

すべての構造材は、ホゾ組みだけで繋がっています。

 

20080917koya013.jpg

 

土台、柱、梁、を残すのみとなりました。

 

いつでも押せば倒すことは出来るのですが、敬意をはらって

しっかり一つずつ、解体することに努めました。

 

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地面に直接据えられた土台は、朽ちてスカスカの状態です。

 

長い年月に耐え、よく支えてくれていました。

 

 

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コメント(2)

子供の頃、うちにもあった、もっと原始的な小屋で姉と遊んだ。刈り終えた稲を干す長い竿を収納するための小屋の屋根裏に入り込んで下を見ると、父がいつも作業をしていた。いつの頃からか、小屋は姿を消し、父も昨年脳梗塞で倒れリハビリ中で。(現実的だ・・・)なんか、懐かしい風景を次々と思い出すなぁ。ここに新しく何が出来るか、めちゃ楽しみだ。

新しい工法で、古い外観。

一応、これが目的。

さて、どうなることやら・・・

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