マスターの散文集
  日々のあれこれを他愛なく、音読しながら綴っています

■ 2008.6.30

おかげさまで薄明るくなって帰宅し、ほぼそのまま
朝一番から引っ越し、ドタバタドタバタ夜の11時を
回ってやっと一息つきました。

自分自身の工事で設置した電気温水器も無事稼動し、
これまた自ら組んだユニットバスに湯を張り、一風呂
浴びると、これがサイコー。

缶ビール2本だけ、とりあえず冷凍庫に放り込んでいた
のを取り出してカンパイ!

壁も天井も仕上がっていないし、テレビも点かないけど
ピカピカで、なんかミニチュアで、シアワセです。

■ 2008.6.29

さて引っ越し前日の土曜日、オレンジ色のキッチンを
据え付け終え、架橋ポリエチレン管とヘッダーの給水
配管に初めて水を通します。

万が一を考えて、水道管が室内に引き込まれた場所に
バルブを設けています。 恐る恐る一瞬だけ開け様子見。

配管内の空気が追い出される音が聞こえます。
思い切って全開。

各接続部にティッシュを当てて、水漏れの確認します。
オーケー、オーケー。

次はタンクレスのトイレが無事流れるか実験です。

あっ!

■ 2008.6.28

完成の日を聞かれる度に 「あと3日くらいです」 と
答えてきた自作のワンルーム、ついに引っ越し日が
日曜に迫って、 ・・・出来ていません。

あと3日くらいかかりそうです。

元々、木部塗装と壁の珪藻土塗りは後回しにする
予定でしたが、例えばカーテンレールを付けようと
すると、そこが仕上がっていないと、あとで大変です。

そんなこんなが、次から次に・・・

自分自身でしてみたいと始めて約3ヶ月間続いている
セルフビルド。 ダイエットにいかがです?

マジ、5〜6kgほどやせちゃいました。

■ 2008.6.27

「あそこの宿は良かったなぁ」 話しで盛り上がって、
とりあえずの結論は、部屋はベッドが良い。 食事は
部屋食より、個別のお食事処方式が良い。 等々。

6年前の夏、2個の台風がタッグを組んで接近中に行った
九州ツーリング、鹿児島の山中で泊まった温泉宿では、
「今日はお客さんお一人ですよ、オホホホホ」

通された部屋も無駄に広々、コワいくらいです。

さて食事の時間、ここはどうやら食事処方式らしく、
「あかねの間にご用意が出来ましたぁ」

クネクネと廊下を曲がって辿り着いて、ガラッと襖を
開けると・・・ おぉ、200畳ほどの大宴会場に用意された
お膳が一つ。

カラオケの大きな機械を横目に、酒を呑みながらボチボチ
過ごしていると、仲居さんが 「そのまま置いといてぇな。
台風が来よるんで、私たち帰りますんで」

「この宿に、お客さんお一人ですけん、オホホホホ」

長い夜が始まりました。

■ 2008.6.26

床は価格少々高めのフローリング材を選んだので、
厚みがあり、狂いも少なく、安心して施工出来ます。

慎重に刻み、専用のボンドを塗り、当て木をして
送り込んで一列ごとに完成させて行きます。

先日CADで作った図面を頼りに、端材には番号を
振っておき、あとの違う列で使います。

上がり框の斜めの部分や、クローゼットの枠の
デコボコの部分、キッチンの給排水部分も上手く
収まりましたが、5時になり3列を残して終了。

さて、日曜日にはそこへ一段目の引っ越しです。
間に合うのでしょうか・・・

■ 2008.6.25

すでに調理器具一切を荷造りして送り出したので、
休みの日でも、自宅で晩ゴハンを食べられません。

毎曜大工を終わらせて一風呂浴びた夕方、さてさて
どうしようか? ゆかた祭り2日目を満喫してみる?

いや、人混みは・・・ 美味しいビールさえあれば。
という訳で、フラッと近所のお好み焼き屋さんへ。

サンダル履きで行きたかったところですが、それも
すでに出荷済み。

とにもかくにも着いて、まずは生! 生! 生!

■ 2008.6.23

バスに乗って街に出てから仕事に向かうか、と
雨のバス停に立っています。

が、定刻を過ぎてもなかなかバスは来ず、結果
30分も待ってしまいました。

おまけに街は、ゆかた祭り真っ只中。 信号が
何回変わっても交差点が曲がれません。

やっと降りて、頼まれた大量の買い物を手に、
どのルートを辿っても人、人、人だらけの中を
遅々として進まず、あぁ、手が千切れそうです。

■ 2008.6.22

CADソフトを使ってフローリングに使う羽目板の
「取り」 を考えます。

長辺は、6,353mm(驚異、対辺同一!)ですので、
303mmで割って、半端、20列、半端。 とし、捨て
張りしたコンパネの継ぎ目はかわします。

問題は短辺の取り。

辺の長さは3,342mm。材料は1,818mm x 303mm。
1列毎に452mmずつ斜めにずらして張りたいです。
(消えた10mmは切りしろ)

「さね」 がありますので左側を切った羽目板は
どこかの列で、右側からの材料として使うしか
ありません。

さて、さて。

最小限の材料で床を張りたいのですが・・・

■ 2008.6.21

100ccのスクーターがお気に入りで、これで日曜大工の
現場に通っています。

週末を控えた今日ならば、まず銀行に寄って支払いや、
釣り銭の両替などを済ませてからですが、駐車場の
混雑も関係ありませんし、少々の小雨なら平気です。

おかげさまで、この程度ならば手足のように扱えるので
クルッと小回りも簡単ですが、さすがに長尺物の積載は
無理で、材料の買い出しには不向きです。

長いモノというと、まだ四輪車を所有していない頃、
オートバイにスキー板を積んで、滑りながらゲレンデ
まで行った、キケンなツーリングを思い出します。

■ 2008.6.20

スイッチを入れたエアコンにシアワセ感じる
湿度の高い日です。

日々、多くの家電製品に助けられていますが
なかでもお気に入りはシュレッダー。

要らなくなった書類や、DMの類がこれでもかと
出で来るので、次から次に放り込んでいます。

出てきた紙クズは、生ゴミ袋の下に敷き詰めて
水分、湿気取りにすると、ゴミ箱がいつでも
サラッとしていて気持ちいいです。

エアコンがだいぶ効いてきて、マスターの
からだもサラッとしてきました。

■ 2008.6.19

セルフビルド工事も終盤に差し掛かると、難解で
後回しにしていた所や、単調な作業の繰り返しが
必要な所ばかりが残ってきました。

今回の施工は、いつかの未来のための実験的な
意味合いも持っていますので、なるべく色々な
工法、技法を用いるようにしています。

さて、洗面室の壁はクロス仕上げとしたのですが、
リビングは腰板から上を、流行ってはいるけど
初めての、珪藻土塗りの仕上げに挑戦です。

ここまでの自己満足度は非常に高くきましたが、
これでハチャメチャになりませんように・・・

■ 2008.6.18

およばれで中華料理のフルコースしてきました。
実はマスター、中華のコースは苦手でした。

大皿から取り分ける、ってのが辛いです。
でもって遠慮のカタマリを見てるのも辛い。

だいぶお腹もふくれた頃に出てくるチャーハンが
ウラメシイです。 ごまダンゴも。

等々、今まではそうでした。
が、昨日のおよばれは、まったく違っていました。

ちゃんと人数分に取り分けられるように工夫して
盛られた料理の数々。

お酒を楽しむ時間を考慮して、ゆっくりと運ばれる
次の一品。

なによりメチャクチャ美味く、人生初! 満腹感と
満足感に、ひたりながら完食できました。

「ごちそうさまです!」

■ 2008.6.16

自宅アパートの契約終了まで、あと半月となり、
片付け、いやゴミの仕分けもだいぶ進みました。

ほとんどが捨てられるモノでしたから、次からは
ゴミの中の生活にならないよう気をつけたいです。

で、本日見つかったゴミのような、お宝のような、
やはりゴミのようなモノは・・・

古い映画のパンフレット。
ダンボールの底から見つかりました。

多くの映画を観て、心揺さぶられた中学生の頃の
甘酸っぱい記憶が蘇ります。

■ 2008.6.15

自販機を使うことなんて、ほとんど無いのですが
ここ数日、作業中には汗をかくようになってきて、
水分補給のためにスポーツ飲料を買っています。

サイフから出した100円玉1枚と10円玉5枚を握って
表に出て、自販機に投入。 ボタンを押しました。

500mlのペットボトルサイズがゴトッ。
続いてチャリン、チャリン、チャリン。

ん? なぜ? 90円も儲かってしまいました。
ラッキー!

こんな気分は小、中学校以来でしょうか。

と、昼間は喜んでいたのですが、今思うときっと
100円玉と10円玉を1枚間違えていたのでしょう。

■ 2008.6.14

カーテンBOX(って言うのですか?)を取り付けました。
これで多少は、ホコリが積もるのを防げるでしょうか。

そこにブラインドと遮光カーテンを、トイレの小窓には
ロールアップカーテンを設置しようと考えているのですが
それぞれの長所、短所の知識がありません。

明るさを損なわずに視線をさえぎるにはブラインドが
適しているように思いますし、断熱性は布のカーテン?

手入れの大変さも考慮したい、いや見栄えか。 高いし。
当分、カーテンの夢見そうです。

■ 2008.6.13

毎日通って常に、最新の情報(マンガ)を得ている
喫茶店に、毎曜大工のせいでなかなか通えません。

情報は溜まる一方なのですが、1週間が過ぎると
自動的に消える(捨てられる)ので大変です。

朝一番から気になっていた散髪に出掛けたので、
本日の工事は電気配線だけとして早めに切り上げ、
喫茶店に向かいます。

うわっ、情報が溜まりに溜まっています。

が、淹れてもらったコーヒーの香りにホッとして
2冊ほど読むと、なんだ大事なのはマンガじゃなくて
ここのコーヒーだったんだ。 と、気付かされました。

■ 2008.6.12

壁一面にタッカーで断熱材を張り付けていると携帯が鳴って、

「すぐ近くに居るんですけど、そちらに行っていいですか?」

彼女が缶コーヒーを2個持ってやって来てくれました。
製作中のワンルームを案内します。

「ここがバスルームで、こっちがトイレ?」

ここにオレンジ色のキッチンを置く予定です。

「ふ〜ん」

日々、ダブルで仕事をしているせいで、殺伐とした気持ちに
なりがちだったのですが、美味しい缶コーヒーと素敵な彼女の
突然の来訪に、シアワセ感じて作業がはかどった一日でした。

■ 2008.6.11

寝る場所が無くなりました。

引っ越しに向けて、アパートの部屋の中のモノを
次々と片付けてくれているので、現場(笑)から
夕方戻ると、ベッドが無くなっていました。

長い間、その上で寝てきましたから、今夜からの
畳の上に直接敷いた布団には違和感があります。

なんか寝る場所が無くなってしまったようで、安眠
できるか不安ですが、思えばテントを背負っての旅
ならば、いきなりどこでもがベッドなのですから、
原点に戻って、シンプルというのは良いもんです。

■ 2008.6.9

クルマをオーダーする際の難しさ、というか楽しさは、
どのオプションが要るだのいらないだの、コレを装着
すれば、アレが付かないなども、その一つでしょうか。

キッチンを発注しました。

これまたクルマと同様に、仕様を決めなくてはならない
項目がいっぱいあって、例えば扉だけでもグレードが
6段階、カラーが10色ほどの設定があって、それだけでも
もう60通りの組み合わせです。

そこに蛇口の形や幅や高さ、シンクの材質など、もう
何がなにやら分からなくなるほどです。

で、今回の発注。

ゼッタイ譲れなかった仕様が「色」で、マイブームの
オレンジ色を頼んでしまいました。

■ 2008.6.8

セルフビルド大工、本日は上がり框(あがりかまち)の
製作に取り組みます。

玄関の土足部分とフロアを区切る、上がり口に横たわる
綺麗な材木を使って作ってある所です。

資料も経験もありませんので、見よう見まねでスタート。

上がり框の製作イメージは、宙に浮いている。 釘、ネジが
まったく見えない。 どうやって固定してあるか分からない。

そんな感じでしょうか。

ノミを駆使して大引(おおびき・土台の太い木)と上手く
噛み合いました。 よし! なんとかなりそうです。

■ 2008.6.7

「ロケーションが良い永住に適した物件がないかな?」
田舎暮らしの先輩とアレコレ調べながら呑んでいます。

兵庫県西部を中心に物件を扱っている不動産屋さんの
ホームページを二人で見ていると・・・

おっ! コレ面白いやん。

公民館が売りに出ています。
こんな物件が市場に出てくるなんて。

ドカッと広い板張りの空間の向こう側に黒板があります。
あとは6畳の和室とキッチンのみ。 お風呂がありません。

ユニットバスを体育館のような空間の真ん中にドンと
置きましょうか。

メチャ広いリビングとして、スクリーンに、巨大スピーカーに、
etc、etc

自分自身が欲しくなってきちゃいました。

■ 2008.6.6

「ちょっと大工さん」 呼び止められてしまいました。

いつものホームセンター、もうここに何度通ったでしょうか。
素人大工、工程すべての材料を見極めて、全部を一度で購入
するなんてことは、まったく出来ません。

工事が進むにつれ、アレが要る、コレが要る、と買い足して
いるのですが、さすがに売り場やレジの方に顔を覚えられた
ようです。 それも大工さんとして。

いやはや本当の大工さんに申し訳ありません。

床組みが済んで捨て張りのコンパネ中の現場、50個ほどの
床束を調整して、全体のレベルを出すのに四苦八苦して
精根尽き果てた程度の腕前ですから・・・

■ 2008.6.5

プロ野球交流戦、大敗に続く勝利の2連戦をBGM優先の
音声の無いテレビで何気に見ていると、おぉ!

東北楽天ゴールデンイーグルス(長い!)の本拠地、
クリネックススタジアム宮城(これも長い!)の
両軍ベンチのシートがRECARO製のシートヒーター内蔵、
防水革張りシートじゃないですか!

ホームの革色はクリムゾンレッド、ビジターは濃緑色。
ズラッと並ぶレカロは壮観です。

マスター家のクルマの運転席のシートもRECAROに変えて
あるのですが、助手席用のあと1個がなかなか買えません。

■ 2008.6.4

ネジ(ビス)にも色々ありまして・・・

例えばクルマやバイクの軽量化とドレスアップを兼ねた
チタンボルト。 鈍い輝きがカッコイイですね。

が、クロム系と比較して金属に伸びが無いために振動の
多い場所に使うと緩みやすいです。

オフバイクのリアスプロケットの固定ボルトをチタンに
変更したために、スプロケ脱落の後のチェーン外れで、
エンジン側クランクケース割れ、を何度か聞きました。

ボルト交換で、とんでもない出費です。

さて、明日はセルフビルド中の現場で、床の捨て張りの
コンパネ固定です。 (やっとここまで来ました)

これもちゃんと、それ用のネジ(ビス)というのがあって、
ギュッと締めこんでもベニアの表面がケバ立たない、という
スグレものなのです。

朝一で買いに行かねばなりません。

■ 2008.6.2

この夏のイベントに向けてのミーティングに
使っていただきました。

テーブル席にパソコンを広げ、難しい数値の
会話に熱が入ります。

用意してある公衆無線LANも活躍し嬉しいです。

サスペンションセッティングの方向性は見えて
きたでしょうか。

来週に迫った、鈴鹿300km耐久ロードレース。
次いで7/27(日)決勝の通称、8耐。

気持ちの良い走りが出来るよう、力を合わせて
がんばってください。

■ 2008.6.1

カウンターに立ちながら、オンザロック用の氷を切り出していると
向かいの彼が、遥かアムール川より旅してきた流氷で、バーボンを
飲んだことがあるよ、と。

ムムッ。 そういえば南極の氷でのオンザロックが流行ったことも
ありましたが、どちらの音も聴いたことがありません。

冷蔵庫の製氷室から取り出した氷は、カルキ臭を感じますし、何より
すぐに溶けるので哀しいです。

お酒を楽しむときには少々手間でも、熟したアルコールを含むトロッ
とした液体を注ぐと、ピキッと音がする氷で呑りたいです。

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