飼い猫の結界

 

 

3年半前、勇気を振り絞って移住した先は、ワタクシが生まれた頃に建った

古民家に、布基礎平屋の増築部分がくっついた家でした。

 

そして改築、改装の第一歩、まずはオートバイ、工具類、材料を置いておく

ための小屋を建てることからスタートさせ、その頃に集落に入る峠で偶然

出会い、手のひらに乗せて拾って帰ったのが飼い猫の 「ゆず」 です。

 

スクスク元気に育ち、いまでは両手で抱えても重くて落としそうですが・・・

 

住みながら進める家本体の改築、改装初期は壁を落とし、天井、床を抜き、

柱の傾きを修整し、トイレが無くなり・・・ でしたから、それに合わせるように

「ゆず」 も、あっちの部屋で暮らし、こっちの部屋に移りの繰り返し。

 

その度に元の部屋に戻りたいニャ〜 ニャ〜 と鳴くのですが、3日もすれば

慣れてくれて、もう何十年もそこに住んでいるかのよう。

 

そして1年ほどで終わらせるつもりだった改築、改装の月日は流れ、やっと

家の中の工事が (建具類除く) 完了しそうです。

 

漠然と繋がっていた古民家側と増築側は明確に区切り、2ヶ所あった一方を

解体した床の間の材料で作った廊下で結んでいます。

 

この廊下は両側に戸を設け、和室から書院組子硝子を開けると中庭のように

(大袈裟ですが) 見えるよう工夫しました。

 

で 「ゆず」、この廊下を境に小屋裏を2階に改造した古民家側に住んでいます。

 

彼女の休日、増築側に設置した薪ストーブに火を入れて、昼食を食べていると

廊下の戸の向こうで仲間外れにされた 「ゆず」 がニャ〜 ニャ〜。

 

こちら側には出入りさせていませんから、戸だけ開けてやると・・

 

yuzu39.jpg

 

「ここから向こうは行ったらアカンのや」 という感じで、うらめしそうに見ています。

 

 

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コメント(2)

おおっ゜!
いよいよ竣工間近ですか。
以前伺ってから、早や1年半、随分変わったことでしょう。
また伺える日を楽しみにしています。

あさっては、「たつの市梅と潮の香マラソン大会」ハーフを走ってきます。
このところ故障続きですが、そこそこ頑張ってきます。
50過ぎてから体のあちこちにガタが出始めてきました。

いやいや、まだまだこれから外周りですから・・・

積極的に走っておられる様子、ブログで拝見させていただいています。

ヒザを痛めてしまうと持病化しやすいので、入念なウォームアップで
楽しんでくださいね。

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