一部屋ごと完成のツケ

 

 

すでに使い始めている厨房と、二次工事側とは2ケ所の間口で繋がっていて

一つは引き戸になっているので、しっかりと見切られていますが、もう1ケ所は

開口部に扉は無く、そのまま壁が繋がって行きます。

 

その部分を一次工事の際に、まだ二次の施工方法を考えていなかったので、

下地や壁を延ばし込み、クロスを貼って末端処理の無いままにしていました。

 

本日のヤマ場は、その繋ぎ込みです。

 

五右衛門風呂場でしたから腰から下に柱や下地が無く、不陸なモルタルや

タイルのところに、垂直、水平な下地を新たに作ります。

 

さて問題の接合部、上は直角に交わるので比較的簡単ですが、腰から下は

斜めですし、延ばしておいた石膏ボードも切らなくてはなりません。

 

野縁材の長辺を斜めに削ぎ切りしてボードの裏にあてがい、新たな下地との

直角を出してやり、はみ出した部分をカンナで削ります。

 

わざと難しくしたような工事をしていますが、「一部屋ごと完成させる」 という

「住みながら施工」 には必要なテクニックです。

 

それにしても大事なのは、開口部をしっかりとブルーシートで塞いで、すでに

使い始めている側にホコリが入らないようにすることです。

 

それが一番難しかったりして。

 

 

Copyright (C) 2011 平瀬謹也 All Rights Rsserved.

 

 

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