床の間のある和室の床を張ったのは、まだ寒かった頃でした。
そして現在、囲炉裏を設けた部屋に、まったく同様の材料と方法で
床張り作業を進めているのですが。失敗しオオゴトをまねいています。
30mmの厚さのある杉板に、実 (さね・凸凹) を刻んで、組み合わせて
いるのですが、その凸と凹のクリアランスを冬には、ほぼ+−0mmで
刻み、少しキツメを打ち込んでバッチリ固定させました。
現在でも大きく狂うことなく、いい感じです。
が湿度の高い現在、同様のクリアランスだと、あまりにキツキツ過ぎて、
またスベリも悪く、上手く打ち込めないのです。
当たり前のことなのですが、木は呼吸しているので季節、つまり湿度に
よって動くことを踏まえた上での工作が必要なことに気付きました。
経験の少なさが生んだ失敗です。
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