悲しき草刈り

 

 

ここに越してきた際には、西側の斜面は鬱蒼とした竹やぶでした。

密集した竹にツルが絡み、地面には日が射さずシダが茂ります。

 

それを9割方伐採し、ツルを取り、日が射すようにして新しい竹を

背を低めに少しだけ伸ばしました。

 

時間はかかるのですが、いつの日にかサヤサヤとした風が抜ける

心地よい竹やぶにしたいと思っています。

 

本日、その斜面の草刈りをしたのですが、いまだに土に埋もれた

大昔のビールや飲料水の缶、ビンなどが見つかります。

 

作業のたびに見つかるので、草刈りの際には腰袋も提げておき、

見つかったゴミを、ずっと回収しているのですが、いまだにです。

 

いつの時代にか鬱蒼としているが故に、心無く放ったのでしょうか。

 

見つけるたびに、とても悲しくなります。

 

 

Copyright (C) 2010 平瀬謹也 All Rights Rsserved.

 

 

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