起きた際にはまだ暗く、いつものように障子を開けても
気がつきませんでした。
晩秋の朝は、ゆっくりと明けてゆきます。
するともう、庭先の柿の木さえ見えないほどに、一面の
ミルク色、濃霧の中の神秘的な夜明けです。
すっかり明るくなると、南に開けた谷筋に添って、徐々に
霧が流れ、1時間ほどで濃厚なミルクは飲み干されました。
起きた際にはまだ暗く、いつものように障子を開けても
気がつきませんでした。
晩秋の朝は、ゆっくりと明けてゆきます。
するともう、庭先の柿の木さえ見えないほどに、一面の
ミルク色、濃霧の中の神秘的な夜明けです。
すっかり明るくなると、南に開けた谷筋に添って、徐々に
霧が流れ、1時間ほどで濃厚なミルクは飲み干されました。
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