地下市場 2000.1/31 in三宮

会社の同僚のセEK隊員から怪しい定食屋があるとの情報が舞い込んだ。

ただでさえ怪しい地下街「三宮市場」の一角にそれはあるらしい。話を聞くと、うどんを頼むと店員がうどん屋へ行き、魚料理を頼むと店員が魚屋へ行く。しばらくするとうどん屋なり魚屋のおっさんが料理を持ってくるというシステムなのだ。

早速取材に向かおうとしたところその店は午後1時に閉店するとのこと。げ、すでに2時。

しょうがないのでいつもいくカツ丼屋に行くことにした。

センタープラザ西館地下にある三宮市場の入り口。

ちなみにここの北側にはFMスタジオ、南にはゲームセンターという摩訶不思議な配置になっている。

かつ丼 吉兵衛

ここのカツ丼はめちゃくちゃうまい!ECDも884隊員も認めるだけに連日大行列である。

しかもここのカツは厚さ2cmほどもある。550円は安い!

吉兵衛の大将

カツを切るとき、手が見えないくらい裁きが速い。しかしたまにカツがつながっているときがある

カツ丼を食べるセEK隊員。カツ丼を待っている884隊員。

だぶる850円

てんこ盛り600円でもかなり腹いっぱいになるのだが、あえてだぶるを頼む。

たまごとカツが並みの2倍。ごはんが全く見えないほどのボリューム。

おかげでこれを食べると、深夜まで全くおなかが減らない。

吉兵衛 姉妹店

天丼 吉兵衛

今日の探検で偶然見つけた姉妹店。

かつ丼 吉兵衛の常連も知っているひとはいないだろう。

大繁盛のかつ丼に対してこっちはガラガラである。

画像が示すとおりカウンターに誰もいない。

吉兵衛 そっくり店

とんかつ 七兵衛

吉兵衛姉妹店は2店目発見かと思ったが、全く無関係らしい。後日行ってみたが、味は全く違っていた。580円のカツ丼はたまご多めでかなり甘口だった。こちらはセンタープラザの地下でなくイクタロードの高架下にあった。

吉兵衛のあたりは結構賑わっているのだが、すこし西に歩くと、殆どシャッターが閉まっている。

しかしこのスクーター(左)何処から入ってきたのだろう?地下にはエスカレーターと階段しかないはずなのに…・。

次の日、早速例の定食屋へ行った。

なんじゃ?ここは店か?とうたがうレイアウト。店内は厨房と客席と通路の境界がない。

天ぷらを揚げているおっさんの横で食べてる客もいれば通路で食べてる人もいる。

テーブルも折り畳み式の事務机で椅子もパイプ椅子。お茶はペットボトルに入っていてセルフサービスになっている。

厨房(非改)

厨房(改その1)

厨房(改その2)

客席(その1)

客席(その2)

客席(その3)

550円の天婦羅定食

串天、アナゴ、イカ、オクラの天ぷらとミンチカツ、コロッケ。付け合わせのキャベツとかは全くない。至ってシンプル!しかし普通天ぷらといえば「えび天」の1匹も入っているのだが…。ましてミンチカツ、コロッケは天ぷらでないぞ!

なんか家で食べてるような気分になった。

煮魚定食550円 刺身定食600円 とんかつ定食550円など500円〜600円のリーズナブルなメニューが多数ある。

 

客の一人が定食とともに「ギョクスイ」なるものを注文する。すると店のおやじがうどん屋に「ギョクスイ1チョウ」と叫ぶ。うどん屋のおばちゃんが味噌汁茶碗に何か入れて持ってきた。「ギョクスイ」とは「玉吸」で「すまし汁」のことのようだ。

今日はうどんがあまりでてないのか麺が大量に余っており、おばちゃんが「ギョクスイ」以外を持ってくる姿は一度も見ることはなかった。同様に魚屋のおっさんも今日は常に椅子に座ったままであった。

残念!

戻る