違反者講習にいこう!

先日家に兵庫県警察本部から1通の封書が届いた。

11月始めにねずみ捕りにかかってしまったことで、6点になり免許停止になったのだ。

しかし普通1ヶ月くらいで届くのになんで2ヶ月以上もかかっとるんじゃい。

こっちはすっかり前回の違反から1年たってしまってたと思い込んでたのに…。

年明け早々ついとらん!

封書の中身

違反者講習通知書1通

←(表) (裏)→

このほか申込書1通が同封

やむを得ない理由なく違反者講習を受けない場合は、運転免許の効力の停止を受けることとなります。

…?

受けても1日は停止になるやろ!

実はこれは免停講習の通知書ではなく違反者講習通知書、すなわち免停になっていなかったのだ。

解説

【違反者講習制度】

平成10年10月1日から

  交通の違反点数1〜3点の軽微な違反行為で、その累積点数が6点に達した人に対しては、違反者講習の受講が義務付けられ、受講した人には運転免許の行政処分(免許停止処分)を行わない制度です。

もっと詳しくは

http://www.pref.fukui.jp/kenkei/kotubu/menkyo/menkyo/ihan.html

おおなんとありがたや。しかも前歴もつかないらしい。

これで0点に戻れる!

1日免停にもならないので指定教習所まで単車でいける!

ということで、1月19日、会社を休んで行ってきました。

場所は山陽自動車教習所。

免停講習なら明石まで行かんとダメやけど、違反者講習はちとユルイ。兵庫県では姫路のほかに明石、伊丹で違反者講習が実施されている。明石では運転免許試験場、伊丹では免許更新センター。

おや、姫路だけ教習所?

ま、おかげで見たくもないポリの制服もみなくてすんだ。

 

Step1 申込

9:00ぎりぎりに到着。

まず受け付けで違反者講習申込書を記入。

違反者講習では、「社会活動参加型」または「実車運転等の適性指導型」いずれかを選択する。

社会活動参加型(Aコース)

実車運転等の適性指導型(Bコース)

野外活動の体験

道路の点検や美化などの活動

違法駐車防止地区などでの広報資料の配布な

どの啓発活動

歩行者の安全確保のための保護、誘導などの活動

運転適性診断

運転シミュレーターなどを使用して行う調査と、その結果に基づく安全運転の指導

¥10500

¥14700

もちろんECDは値段の安い社会活動参加型を選択する。

Step2 座学

9:10〜9:50

全く無意味な運転適性検査。

自分の車が追い越されると相手の車を追い越したくなる。

はい いいえ

みたいな問題が50問ほどある。

10:00〜10:50

眠気を誘う学課講習

免停講習のとき配られる教本と同じ物を使用。

1冊50分ではできないので、部分的にハショリながら解説する。

途中3人くらい寝ていたが、注意なし。

気づいていたとは思うのだが…。

ここらへんが明石のポリと比べて甘い。

11:00〜11:50

続いてスライドによる講習。

去年の事故件数とか、事故の内容だとかをスライドで解説。

免停講習だとこのあと、事故によって人を殺してしまい、人生がワヤになってしまう話のビデオが上映されるのだが、違反者講習では人身事故につながりそうもない違反を重ねた人だけなので、ビデオの上映はなかった。

楽しみやったのに…

11:50〜13:00 休憩

飯も食わず教習所ロビーにてSAPIOと週間アスキーを読みふける。

Step3 野外活動

違反者講習のメインイベント。道路の点検や美化などの活動…となっていたが今回は歩行者の安全確保のための保護、誘導などの活動。要は横断歩道で旗振って歩行者を誘導するワケ。

13:00〜13:20

野外活動の説明

まず一人一人に旗とワッペンが配られる。そしてこれから行う活動の説明がはじまる。

旗の使い方

活動中の携帯電話、喫煙の禁止

一般歩行者からの質問に対しての対応

「何をしてるんですか?」「ボランティア活動です。」

「がんばってください」「ありがとうございます。」

質問されたら無視せず答えてあげましょう。

なんのこっちゃ!

13:20〜13:40

大型観光バスにて移動

おいおい、活動場所の姫路駅前には歩いてでもいけるぞ。

おかげでなんかバスツアー気分♪

20分弱かかるんやった、歩いてもあまり変らんぞ。

13:40〜14:40

 

配置説明

各交差点で4〜6名、約6個所の交差点に受講者が配置される。

交差点ごとに年配の受講者が班長に任命され怠慢者がいないかをチェックする。よって監視員はいない。

ちなみに班長はその中で最年長者なので年配とは限らない。

意外と歩行者の中には声を掛けてくる人が多い。たかだか1時間の間に3、4人声を掛けられた。野外活動の説明どおりの返答をしてやった。

ECDも逆に歩行者に声を掛けてみた。「1枚撮ってください。」いい人なのか、2枚も撮ってくれた。

14:40〜15:00

大型観光バスにて移動

活動中、班内で交流があったのかバスの中では盛りあがっている連中もいた。なかにはこんな奴もいた。「俺ら30分ほどまじめにしとったけど、途中からフォーラスで買い物しとったワ。」

……。

15:00〜15:30 休憩

再び教習所ロビーにてSAPIOと週間アスキーを読みふける。

Step4 考査

考査と書いてあったのでてっきり試験かと思っていたが、実際は感想文、運転適性検査の結果の説明だけであった。

15:30〜15:40

感想文

「今後の運転についてどうあるべきか」「その他感じたこと」

てなテーマの用紙が配られる。1行とかはだめですよ、と教官。

とりあえず歯の浮くようなことを7行ほど書き綴った。

15:40〜15:50

運転適性結果の解説

5項目の運転適性があるのだが、周囲を見渡して思った。全員全く同じ事を書かれている。

注意すべき項目にハンコが押してある程度でコメントは全て一緒だった。

15:50

終了

本来違反者としての自覚、反省をせねばならんのに社会奉仕活動をして「いいことしたなあ」ってな気分になっているのは俺だけではないはずだ。

ホンマ、こんなんでええんかなあ。

おまけ

今回の講習に使用された教本。

その中ですごく気になったページがある。

2輪車運転の心得(3)改造車の運転禁止…86ページ

族車はな、ハンドル広げへん!絞るんや!

それからミラー。なんじゃ、それ!

マフラーもなんかおかしいゾ。

もうすこし族車研究しろ!

 

戻る