死闘! 林道 雪彦・峰山線 |
今日は楽しいクリスマス。くそガキどもはおもちゃやへ、アベックどもはラブホテルへ。うかれ騒ぐ巷の輩を尻目に、ECDは何故か北へ向かった。
向かうは雪彦山。極寒のダートを抜け、温泉で暖まる。予定だった…・。
入山直前のECDとMTX。下山してきたおっさんに撮ってもらった。 ちなみにこの日は無茶寒かったので皮パンにプロテクター付きで重装備。 これでこけても大丈夫!?…。 |
林道の起点。全長約20kmもあるらしい。これをぬけると峰山高原。 走破後にかんぽの宿の温泉につかる予定だった。 |
日曜日以外は通行出来ないらしい。 今日は土曜日なのだが…。 悩んだ末、突破することにした。 |
南側から上っていくと3kmも走らないうちに山々を見下ろせる高さになる。 この日はよく晴れてたので、かなり遠くの山々も見下ろせた。 |
神社を過ぎると小さな展望台がある。 (赤い○が現在位置) 地図で言うと右から入ってきたので、5km地点も行ってない。 |
昨日の雨のせいで部分部分でマッディーなダートになる。こういうのはとても苦手だ。 |
おかげで秋に買ったばかりのブーツがドロドロになってしまった。 タダでさえ汚いMTXもより汚くなった。 所々で工事しててトラックとかとすれ違う。 ありがたいことにこいつらが巻き上げた泥が汚いMTXをより汚くしてくれた。 |
きた! 雪である。 ここは日があたらないので雪が溶けないのだろう。 いつのまにか太陽も厚い雲に覆われてきた。 このままいくか、戻るか何分か悩んだ。 多分雪が残ってるのはここだけだろう…。 |
そんなことはなかった! 進むたび白い地面は徐々に増えていき山の斜面までもが白くなっていった。 工事のトラックが残してくれたわだちを慎重に走る。 この辺は砂利とかが多いのか、アイスバーンになっていない。 おかげで最も危険な雪の坂道でも滑らずに走れた。 |
さっき走ってきた道を上から撮影。 左右に白く続く筋がそれである。 この後、工事現場のショベルカーの横を摺り抜ける際、ショベルのアームが回転しだした。直撃かと思った瞬間、アームがギリギリ停止した。 おっさんが「こら、死にたいんか!」とめちゃくちゃ怒ってた。 ホンマ、直撃してたら死んでた。 ごめんなさい! |
やばい。雪が降ってきた。 峠を過ぎ、道も上りから下りになってきた。 ここらは常に日陰になっているので雪の深さは3cmくらいになっている。 トラックも南側から来るので、わだちもあまりない。 かなり絶望的になってきた。 |
日も落ちはじめ、気温が下がってきた。 道もアイスバーンになって少しアクセルを上げただけでバイクが暴れる。 尻を左右に振って蛇行するMTXとの格闘で、雪の中でも汗をかくくらいだ。 格闘の末、ようやく道の地膚が見えてきた。 しばらくすると、林道の終点に達した。 20km中1回転倒。左の弁慶、負傷。 |
しかしめちゃくちゃ寒い!近くのかんぽの宿で一風呂浴びようと思ったいたECDは峰山高原方面へ。しかし坂を登るたび道を覆うアイスバーンの面積は増えていく。
2km手前になると道全面が白く覆われていた。2kmの雪の格闘拒否か温泉。悩んだ末、雪の格闘拒否を選んだ。それほどまで、もう雪道は嫌になっていた。
走ること30分、国道312号線まできたとき、やっと開放された気分になった。
今回ECD探検隊始まって初の「探検」になった。しかしソロで行ったのでECD探検
隊ではないのかもしれない。 戻る